お洒落な買い物を楽しめる自由が丘駅周辺。一方で居酒屋密集地や昔ながらの自由が丘デパートもあります。
自由が丘と言えばお洒落なイメージ。
自由が丘駅南側の九品仏川緑道は煉瓦の石畳で、ベンチや並木が置かれたお洒落なストリートです。
街の北側にある一画、ラ・ヴィータも良い感じ。
ここはヨーロッパの街並みをイメージしたような一画で、煉瓦造りの建物に、ヴェネチアを模したような水路にはゴンドラが浮かんでいます。
お洒落なショップやヘアサロンが入っているので、買い物やエステを楽しめるのです。
このように自由が丘はストリートや街のお店がいちいちお洒落。
雰囲気を感じながらの街歩きがとても楽しいのです。
特におすすめなのが夜の帳が下りはじめて、街のショップがライトアップをしだす頃。
自由が丘には大きなウインドウのあるお洒落な雑貨屋や洋服屋さんが多いせいか、窓から漏れる明かりがとてもきれいです。
自由が丘はお洒落な洋服屋や雑貨屋が集まることで女性を中心に人気なのですが、これらのお店が多いのが自由が駅周辺の北西側。
バス通りでもある学園通りを中心にして、買い物を楽しむ人が多いです。
Luz自由が丘には色々なお店が入っています。
自由が丘には大きな商業施設は無くて、小規模だけれどもお洒落なビルやショップが密集しているのが特徴的です。
だからこそ、街歩きをしながらのショッピングが楽しめる街なのですね。
一方で、お洒落な街だけじゃないのが自由が丘です。
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自由が丘には居酒屋密集地帯があります。
場所は、自由が丘駅の北側。東横線と大井町線との線路に挟まれた一画です。
この居酒屋ストリートには、特に小さな焼き鳥屋が多く並んでいて、鳥を焼く煙が通りを白く覆っているほどでした。
これには初めて自由が丘を訪れた時にはびっくりしましたね。
だって、自由が丘ですよ。お洒落で高級な雰囲気で、高貴な自由が丘マダム達が午後のお茶を楽しむような爽やかな風が通るストリートを想像してたのに、まさか焼き鳥の煙が充満しているとはね。
自由が丘はお洒落スイーツな街だけじゃなくて、居酒屋でのひとり呑みも楽しめる街なのです。
もちろん、オシャレ系のバルもあったりするので、ワインを求めに来ても良いかと思います。
周りが高級住宅街なので、味にうるさいお客さんも多そうだし美味しいお店が多いのではと想像しました。
さて、(意外な)自由が丘居酒屋密集地帯ですが、というのもこの街の歴史には戦後のヤミ市の流れがあるのです。
その流れを感じるのが自由が丘駅のすぐ隣にある自由が丘デパート。
デパートと名付けられているけれど、その実は下町風の昔ながらのお店が並んでいるような商店街のようなデパートです。
1階にはブティックや乾物屋。2階には飲食店が中心で、3階にはスナックまでもが並んでいるデパートなのです。
今のお洒落な自由が丘とは相容れないような、まったく別の街にでもあるような商業施設です。
しかし、この自由が丘デパートにこそ自由が丘の歴史があるのです。
今でこそ自由が丘は高級住宅街に囲まれたお洒落で人気のある街ですが、元々は東京の西にある近郊農村であり、きわめて日常的な生活空間でした。
地形的にも自由が丘駅の周辺は、谷の窪地にあたる場所であり衾沼という沼地でした。街名も碑衾町と呼ばれていましたし、駅名も九品仏駅でした。
九品仏川緑道が元々は低地を流れる九品仏川の暗渠であるところにも、その名残があります。
しかし、街の北にある自由学園に由来して、駅名を自由が丘駅に変えた頃から街の運命が変わってきました。
街の周りにあった高級住宅街からのお客さんが流れ込んできたせいか、街には洋菓子店が増え、お洒落なイメージが徐々に造られていきました。
ちなみに、栗のケーキ「モンブラン」。今の日本でよく見かける黄色いモンブランの発祥は、この自由が丘の「モンブラン」なのです。
ヤミ市もあったような郊外の商店街の街だった自由が丘は、年月をかけながら、すっかりお洒落で高級感のある街へと変貌したのです。
下町の雰囲気のある自由が丘デパートも、居酒屋地帯も納得ですし、自由が丘駅周辺は密集して細々とした街並みとなっているのも納得ですね。
う〜む。
ネーミングってつくづく大切なんだなぁ。
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