東京生活.comホーム東京の住みやすい街東急線沿線二子玉川小売業を再定義した蔦屋家電

二子玉川

小売業を再定義した蔦屋家電

これが21世紀か。物を買うんじゃなくて、見るためのお店。

二子玉川|小売業を再定義した蔦屋家電の画像

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蔦屋家電に行ってきました。

ここはすごく面白い場所です。

電気屋さんなんだけど、物を売ることを主張していない。いろいろ置いておくから自由に遊びなよって感じでした。

子供の頃の、ごちゃっとしたおもちゃ箱を思い出しましたね。自分で新しい遊び方を発見して、そこに面白さを見出していくようなね。

物を売るということがなかなか難しい時代。新しい売り方を垣間見た感じがしました。

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二子玉川駅を降り、カラフルなガレリアを抜けて、新しいエリアへと向かう。
ライズ・ショッピングセンター

テラスマーケットと名付けられたここは、二子玉川再開発の仕上げです。
ライズ・ショッピングセンター

正直舐めていました。

新しいショッピング体験を謳う商業施設は最近多いけど、本当に深い感動を与えてくれる店舗にはなかなか巡り会えないんですよね。実際に行ってみるとがっかりとしてしまうことが多々ありました。

でも蔦屋家電はすごかった。
蔦屋家電

高級ホテルのようなウッディな感じの店内。
蔦屋家電

1階はネットワーキング、モバイル、写真、映像、音楽。
蔦屋家電の1階

2階は、食、美容、健康、ハウスキーピング。
蔦屋家電の2階

その広い店内はそれぞれの生活の機能別に分かれているのです。

さらに、家電だけでなく、その機能に関係する小物や雑貨、ファッショングッズなど。参考になる書籍などが散らばるように置いてあるのです。

例えば、2階の食エリアは、大きな窓のあるキッチンを模した空間となっている。高級マンションの大きなキッチンのイメージ。

そこには何台もの冷蔵庫や電子レンジ、食器洗浄機などの電気製品並んでいました。それだけでなく、ワイングッズ、料理小物や雑貨など、さらには料理本も合わせて置いていました。

売っているのではなくて、ただ置いてあるのです。

派手派手しいPOPも無ければ、店員さんが強引に商品を薦めるようなこともない。

何の気兼ねなく電気製品を触れるし、関連する雑誌の立ち読みも出来るし、ソファコーナーではアルフレックスのソファに座り放題です。

ソフトバンクのロボットPepperが歩きまわり、スマフォ連動のラジコンが飛び、酔うくらいにリアルな3Dゲームを試すことが出来ます

いろんな暇つぶしが出来そうでした。

店舗の中心部には豊富な席数のスターバックスがあり、売っている本を持ち込むことも、自分のMacBookAirを広げることも自由です。

店舗にはコンシェルジュと呼ばれるスタッフが目につきます。
蔦屋家電のコンシェルジュ



バックボーンを見ると色々な経歴を持った方々で、年老いた書店主のごとく、豊富な経験を元に生活を少しだけ良くする提案をしてくれる。

ここは電気屋なのか?

いや、物を売っていることすら疑わしいです。

イメージとしては、おもちゃが転がる児童館や、本が並ぶ図書館のような感じです。

いつでもちょくちょく遊びに来てね。もし気に入った物があったら、お金を払って持って帰ってねという感じなのです。

こういう形が商業的に成功するかは、正直わからない。

ただ、物を欲するのではなく、物を語ることを欲する時代です。

ここに来ると、何かしらの新しい物語に触れる事が出来そうな気はします。

最後になるがもう一度言います。大事なことなので。

この店舗は本当におもしろかったです。

ぜひ一回は訪ねることをお薦めします。



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