阿佐ヶ谷駅を出るとある商店街「阿佐谷パールセンター」。とても長くショッピングやグルメが充実し、スーパーも便利です。
阿佐ヶ谷といえば駅前から長いケヤキ並木ですが、この並木道と並行しているのが「阿佐谷パールセンター」。
約700mほど続く、とても長い商店街です。
阿佐ヶ谷駅の南側から始まっていて、中杉通りに沿って東京メトロ丸ノ内線の南阿佐ヶ谷駅がある青梅街道まで続いているのです。
さて、阿佐ヶ谷駅周辺は基本的には住宅街であり、日常の買い物がとても便利です。
駅の北口にはイトーヨーカ堂と西友の2大スーパーがあり、さらにアーケード街も広がっています。
駅にはビーンズ阿佐ヶ谷があり、スーパーマーケット「デイリーテーブル紀伊国屋」、青果店や精肉店のある「新鮮館」があります。
阿佐ヶ谷にはパールセンターの他にも「ダイヤ街」、「ゴールド街」、「スターロード」といった商店街があります。商店街が豊富にある中央線沿線ですが、その中でも商店街が豊富な街なのです。どれも宝石にちなんだ名称なのが特徴ですね。
阿佐ヶ谷パールセンターにはピーコックストアがあり、庶民的なスーパーから高級スーパーまでもが揃っています。
そして多くのお店が並んでいます。
長い商店街なので店舗も豊富にあり、スーパーマーケットやチェーン系の飲食店、さらに地元のお店と揃っていて平日でも賑わっているのです。
では、そんな阿佐谷パールセンターを歩いてみましょう。
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阿佐谷パールセンターは「パール(真珠)」の名を冠しているせいか、なかなかゴージャスな造りとなっています。
全天候型のアーケードがずっと続いているのですが、その天井のモチーフはアコヤ貝(真珠の養殖に使われる)。東京には商店街は多くありますが、ここまで贅沢なアーケードはなかなか目にしません。
阿佐ヶ谷は中央線沿線でも閑静なイメージが強いのですが、住宅街としても上質な街並みなのかもしれません。
街の歴史を見てみると、戦前には井伏鱒二をはじめ太宰治や与謝野晶子といった錚々たる作家たちが住みつき文士村となっていて文化的な香りを感じます。
また、現在では10月には「阿佐谷ジャズストリート」というジャズをテーマにしたイベントも開かれているのです。
サブカルチャー色が強い中央線沿線。住民にもその街ごとの特色が現れるらしく中野がお笑い芸人、高円寺がミュージシャンが多く住んでいる一方、この阿佐ヶ谷には俳優が多く住んでいるらしいです。
さらに阿佐ヶ谷のイベントと言えば、8月に行われる「阿佐谷七夕まつり」。
パールセンター商店街公式ページより引用
これはこの阿佐谷パールセンターで開催されるのですが、その規模は都内有数の夏祭りでとても多くの人で賑わいます。
隣の高円寺阿波おどりもそうなのですが、この七夕まつりは商店街の町おこしを起因とするもの。それでも数十万人が集まる巨大なものになってしまうところにも商店街の規模の大きさが伺えます。
中杉通りのケヤキ並木も地元有志によるものですし、商店街の歩行者天国も都内第一号に指定されたもの。
言うならば、今の阿佐谷パールセンターの賑わいも、こういった商店街や地元の人々の努力の積み重ねで出来上がったものであることを強く感じます。
そして、阿佐谷パールセンターにはスーパー以外のお店も多くあります。
新鮮大売りユータカラヤとか。
賑わっていた高野青果。
スーパーや青果店が充実しているのはやはり便利であり、そのような点からも住みやすそうな街です。
店舗数も240店舗を超える規模であり、やはり都内有数の商店街なのです。
ミートソース専門のパスタ屋さん「ミート屋」です。
商店街はまだまだ続きます。
たいていの商店街って直線なんだけど、阿佐ヶ谷パールセンターは途中でぐにゃぐにゃっと曲がりくねって婉曲してます。
先が見通せないせいかより長く感じられて、奥へ奥へと進む感じで気分が上がる。
そんな長かった商店街もそろそろ終着点です。
最後の方は二股に分かれていて、片方は「すずらんロード」と呼ばれる通り。
路面は新しいんだけど、そこにあるお店は昔から続いているような街並みでした。
そして阿佐谷パールセンターの端っこは、まるで西洋の城門のように大きく立派なもの。下町の活気さとはまた違う、閑静な住宅街にある商店街の豪華さを感じたのでした。
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