立体的で通路と出口が多い渋谷駅。JR・東急・地下鉄の各路線が重なっています。
なぜか渋谷駅は迷います。
当サイトでも新宿駅や東京駅についての攻略法を載せているのですが、それら巨大駅と比べてみても、渋谷駅は迷いやすいです。
JR渋谷駅は駅の大きさで比べてみるとそこまでの大きさではないのに、なぜか迷ってしまう迷宮のような駅なのです。
理由1:駅の形が立体的であるため
ビルから出てくる地下鉄銀座線が有名ですが、渋谷駅は駅の構造がとても立体的。
立体になると、その空間認識能力の難易度は上がります。
渋谷駅の地下鉄の構内図を見てみると、その立体構造の複雑さに気づくでしょう。
うーん、、、、これはヤバい(笑)。
構内図というよりも立体図と呼べるものなのですが、何しろ複雑すぎて駅の形がわかりません。
地下鉄が奥へ奥へと潜り込み、通路や階段が複雑に絡み合います。ダンジョンとはこのようなものを言うのでしょう。
立体的な渋谷駅を理解するために、ちょっと整理してみましょう。
渋谷駅の立体的な位置関係を簡単にまとめました。
渋谷駅は、2階に当たるところにJR線のホームがありこれを基準と考えます。
ハチ公口や南口へは階段を下り、中央口や新南口は階段を上がります。
京王線とメトロ銀座線のホームは上の階層にある一方で、地下には半蔵門線(田園都市線)のホームがあり、副都心線(東横線)のホームは一番深い地下5階部分という構造なのです。
とても立体的ですね。
渋谷駅の攻略するには、まず最初にこの立体構造を把握しておくと良いでしょう。
さらに、大まかな渋谷駅の全体図も併せて頭に入れておくと良いでしょう。
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さらに渋谷駅で迷いやすいのが、この渋谷駅で路線名が変わるためです。
これは東京メトロと東急線とが相互直通運転しているためなのですが、この渋谷駅で半蔵門線が東急田園都市線となり、また副都心線が東急東横線となるのです。
自分が向かう目的地と、そのために使う路線とをしっかりと把握しておくと良いでしょう。
ちなみに渋谷駅では、各路線が記号で表されています。
例えば田園都市線は「DenenToshisen」なので「DT」と表されています。
渋谷駅が迷いやすい一番の理由はこれだと思います。
つまり、駅の中核であり、各路線を便利に乗換えるコンコースが無いために駅の全体像がつかみにくいのです。
渋谷駅の構内図を見てみましょう。
これはJRの部分だけですが、山手線と埼京線・湘南新宿ラインのホームしかないにも関わらず、これらを乗換えるには連絡通路を通る必要があります。
通常の駅なら隣のホームに行くだけなのに、渋谷駅の乗換えには長い通路を通ることになるのです。
他の駅と比較してみます。
例えば新宿駅の場合。JRだけでも16番ホームまであるのですが、全ホームをつなぐ大きなコンコースがあります。
そのため、いくら巨大な駅と言えども乗り換えはしやすく、少なくともJRの乗り換えで迷うことは無いでしょう。
一方のJR渋谷駅はコンコースが無いがために、わずか2つの路線だけなのに
駅構内の移動がとても大変
なのです。
その原因として、埼京線のホームが南側にだいぶ離れているためなのですが、この埼京線ホームへの移動が大変なのです。
例えばハチ公で有名なハチ公口から埼京線ホームへ向かう場合。
まず①山手線のホームを経由します。
②ホームの中ほどにある中央改札への階段を上ります。
③中央改札の脇から連絡通路を歩いていきます。
(この通路が歩く歩道もある長いもの)
通路の先にやっと埼京線のホームがあります。
このように埼京線ホームへは
長い通路とホームによる移動が必要
であり、
時間がかかります。
この乗換えには長い通路の移動と、長い時間がかかることは渋谷駅の名物であり、上記以外にもJRと私鉄・メトロ間との乗換えも同じように大変なので注意が必要です。
駅も街も大きく変わりつつある渋谷。
使い慣れた駅が変化するのは寂しいものですが、同時に新しいワクワク感もあります。果たして将来はどのような駅になっているのでしょうか。
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