桜の見頃も過ぎ、桜散る目黒川。桜祭りで屋台が並びライトアップされる東京の桜名所ですが、混雑も終わるとゆっくりと風景を見れますよ。
目黒川といえば東京でもお洒落な花見が出来る場所として人気があります。
川の両岸に桜並木がつづき、そこに屋台や付近のレストランや居酒屋が出す出店がずらりと並ぶのですが、目黒川という場所柄なのかそこの屋台もスパークリングワインや生牡蠣や肉料理といったお洒落なお店が多くあるのです。
夜になるとライトアップされて一層フォトジェニック。
桜並木は目黒川に沿ってだいぶ長く続きます。最も屋台が多く賑わっているのが東急東横線の中目黒駅付近。ここから池尻大橋方面に向かい見頃の時期にはたくさんの人が並びます。
またライトアップされるのもこのエリアです。桜祭りの期間には天神橋から宝来橋にかけてライトアップされ、より一層美しい夜桜を見ることが出来ます。
しかしこのようにお花見が出来る目黒川ですから、桜が満開の見頃の時期は大混雑します。
逆に少しくらい見頃が過ぎてしまった位の方が、ゆっくりと桜を楽しむことが出来るのです。
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まず何といっても見頃の時期の目黒川は大混雑します。
2018年の目黒川の桜の見頃は? 例年なら3月下旬から4月上旬ですが、今年は暖かく桜の開花も早めでした。3月の後半には既に満開となり4月になると葉桜状態に、、。
特に中目黒駅付近を中心に昼はもちろん、夜になるとさらに仕事帰りの人々が増え付近の道路はすごいことに、、。
まさに春の桜の大祭り。
日没から21:00くらいまで
桜が開花してからお花見の期間が終わるくらいまではライトアップもされ本当にすごい人。
同じお花見でも上野公園のようにブルーシートを広げて酒盛りをするスタイルではなく、スパークリングワインを片手に生牡蠣を頬張るスタイルなんですよね。
やはり女性人気が高いせいかSNSを検索すると多くの写真が出てきます。
見頃を過ぎた時期に写真を撮ろうと思ったら「花筏」が綺麗です。
▽花筏 水面に散った花びらが連なって流れているのを筏に見立てた語。 花筏(ハナイカダ)とは - コトバンク
花筏を見れる条件として桜並木がある河川である必要があるのですが、やはり広い東京と言えども限られてくるもので、この目黒川の桜はそんな花筏を見られる貴重な場所なのです。
同じ目黒川でも上流に行くほど川幅は狭くなっているので、桜並木濃度が濃く美しい花筏を見ることが出来ます。
中目黒駅付近から上流方面に向かうと、水面一面に広がった桜色の絨毯のような風景。
一方、JR目黒駅近くから五反田付近まで下りてくると川幅はだいぶ広くなり、深くなってきます。
ここまで来ると、花びらは渦巻きながら流れていきます。
さて、目黒川の下流の楽しみ方のひとつとしてクルージングという方法もあります。
水面に散った花吹雪をかき分けるように進む船からお花見をするのです。
上流のソメイヨシノは見頃が過ぎてしまっていても、下流に多いヤエザクラは見頃が遅いため、季節的にはちょうど良かったりもします。
さらには品川の天王州アイル付近から目黒川を遡っていくので、途中に水門をくぐったりするのでアドベンチャー感覚も味わえます。
非日常的なお花見を楽しむ方法として、ぜひおすすめです。
ある意味一年中桜を楽しめる場所。
郷さくら美術館はその名称に「さくら」が入っているのですが、まさに「桜」をテーマとした美術館です。
桜をモチーフとした現代日本画がずらりと揃い、しかもその作品の多くが1mを超えるような大型のもの。大画面のハイビジョンテレビのようなサイズで圧巻です。
多くの人が桜をスマートフォンのカメラで撮るように、著名な作家にとっても桜は制作意欲を掻き立てられるのでしょうね。
芸術家が桜の風景をどのように見ているのか。お花見の前後にこの美術館を訪れて、自分の写真と見比べてみても面白いかもしれません。
中目黒駅から歩いてすぐの、目黒川から少し入った場所にあります。入館料も500円とおすすめです。
休館日:月曜日
開館時間:10:00 ~ 18:00(最終入館17:30)
そんなわけで見頃を過ぎてしまっても目黒川の桜は楽しみ方が色々とあります。もちろん美味しい飲食店も多く、ゆったりとした雰囲気で桜を楽しみたいならぜひこの時期に訪れてみるのもおすすめです。
満開の桜を楽しみたければ、また来年。
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