大学や高校が多い学生街でもある十条駅。新宿や池袋への埼京線でのアクセスは抜群です。そんな十条駅の構内を見てみましょう。
十条駅の構内図はとても単純です。
JR埼京線だけが唯一の路線である上に、駅舎はとてもこぢんまりとしたものだからです。
地上の対面式ホームと、その上にかかる跨線橋だけというシンプルさ。
まるで田舎駅のような風景は、ここが池袋駅や新宿駅へもアクセス抜群の場所であることを忘れてしまいそうです。
十条駅には北口と南口があります。
それぞれに駅舎があるのですが、大きくがっしりとしたものではなく、小さくてちょっとした駅事務所と改札があるだけです。
東京において、私鉄線ではこのような駅の形は多くあるのですが、JRの駅だと珍しく感じます。
小さな十条駅ですが、メインとなっているは北口側。
ロータリーがあり、また十条銀座商店街があるのはこちら側です。
十条銀座商店街は都内でも三大商店街のひとつに数えられるくらい長く大きく活気がある商店街なのです。
しかしながら駅前のロータリーは小さい規模であり、わずかにタクシープールがある位。十条駅付近には赤羽〜王子間を結ぶバスだけが通っています。
各方面へバスで行きたかったら環七通り沿いのバス停を利用すると良いでしょう。新宿駅直通便もあって便利です。
一方の十条駅南口側も小さな駅舎です。
こちら側にはロータリーなどもなく、目の前に住宅街がすぐに表れるような環境です。
改札を出ると目の前には立ち飲みが出来る居酒屋が並んでいて、帰宅の時にはちょっと一杯ひっかけてから家に帰るのも可能です。お酒好きにはたまらないことでしょう。
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さて、このようなこじんまりとした十条駅ですが、駅自体の利用者人数は実は多いのです。
東京家政大学や帝京大学をはじめ高校も多くある学生街であり、多くの大学生や高校生が利用しているせいか、一日3万5千人を超えています。
特に下校時間の夕方は多くの学生さんで小さな駅があふれるという状態になります。
同時に、埼京線は東京の中でも著しく混雑する路線でもあります。
埼玉方面と新宿・渋谷・池袋を結ぶ主要路線であり、その混雑度こそが最強であると揶揄されている路線です。
十条は乗り継ぎ無しで池袋へは7分、新宿へは12分、渋谷へは18分という場所です。
そのアクセスの良さと賃貸相場の安さもあり、これらの街で働く人が多く住む街でもあります。
朝のラッシュ時の混雑は非常に大変で、車両に乗り込むにはわずかな隙間を見つけて身体を入れ込むことが必要なくらい混雑しています。あまりにも混雑で電車に乗り込むことが出来ずに見送って、次の電車を待つという事態もありますので、十条から上り方面へ向かう時は余裕を持つと良いでしょう。
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