十条駅にある十条銀座。都内でも有数の活気ある商店街です。そんな十条駅周辺を歩いてみました。
東京には活気ある商店街がまだ残っています。
その中でも特に人気が高いのが東京三大商店街と呼ばれています。品川区の戸越銀座に江東区の砂町銀座。そしてここ十条銀座です。
十条銀座には食べ歩きをしたくなる惣菜屋さんがあり、毎日の買い物にも便利なお店がずらりと並んでいる。そんな下町ならではの庶民的な風景が広がっています。
十条で商店街があるのは十条駅の北口側。
小さなロータリーに面して十条銀座の入り口があり、アーケードが長く長く続いています。
厳密には十条銀座の他に、十条仲通り商店会、富士見銀座商店街、十条中央商店街などの複数の商店街があります。しかしどれもが十条銀座のアーケードに接続していて、これら全部を合わせて大きな商店街を形成しているのです。
十条駅周辺は商店街が本当に充実しています。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
まずは十条銀座のメインストリートである中央通。
まっすぐにどこまでも続くようなアーケードの下に様々なお店が軒を連ねています。
大手チェーン系の飲食店や携帯ショップなどはもちろんあるけれど、その間間に賑わっている地元のお店があるのが特徴的です。
八百屋や魚屋さんの前では店のおじちゃんがだみ声を上げながら、今日のおすすめや安いものをお薦めしてくれます。
昔ながらの大衆定食屋「天将」。
伝統的な料理サンプルはあれもこれも食べたくなります。
お昼から呑むことが出来る店としても有名です。
これまた昔ながらの商店街の甘味処「だるまや」。
常に味の向上を目指す職人的なマスターが作るかき氷が有名で、夏の日には数時間の行列が出来るほどの人気店です。
活気ある商店街を歩いているて五感を刺激されますが、まさにこの十条銀座こそがそんな商店街であり、通りを歩くだけでなんか色々と買いたくなってくる通りなのです。
距離にすると約500mの商店街なのですが、その全体に渡りアーケードが覆っていて、雨などの天候を気にする必要がありません。
そして買い物のコアタイムは車両通行止め。
人気のあるお店が並び、買い物客が買い物しやすいように工夫されている。商店街の衰退化が進んでいますが、活気ある商店街とはこのようなものなんだなぁと改めて感じました。
さて、このような十条銀座ですが、十条の商店街はこれだけではなく、他の通りもあるのです。
十条銀座の奥の赤羽寄りにあるのが「富士見銀座商店街」。
十条銀座の西通りの奥にあるのが「十条仲通り商店街」。
JRの線路を跨って東口側にも延びているのが「十条中央商店街」。
ちなみに大衆演劇場である篠原演芸場があるのがこの通りです。
▽大衆演劇とは? 大衆演劇とは江戸時代から続く庶民向けの歴史ある演劇です。同じような流れを汲む歌舞伎が幕府の庇護の元、伝統を重んじる方向に向かったのに対し、大衆演劇はより派手で娯楽性の高い演劇になったとされています。梅沢富美男さんや早乙女太一さんは大衆演劇出身の役者さんです。
十条を訪れた際にはぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか。
さて、このような十条の商店街ですが、ぜひ訪れた際にやっておきたいのはお惣菜の食べ歩き。
通りに面したディスプレイに直接置いてある、ジューシーな唐揚げやコロッケの揚げ物系や焼き鳥系。
湯気立つ鍋を開けてみると、そこには熱々の具材がたっぷりと入っているおでん屋さん。
十条の商店街には全体的にお惣菜屋さんが多くあって、歩くだけで全部をお腹に収めたくなるほどなのです。
それに、お酒の方も充実しています。
十条銀座の裏側にあるプチロードでは下町の伝統の匂いがする大衆酒場が並んでたり。
十条駅の南口改札のすぐ前には、ふらっと入れる立ち飲み居酒屋が暖簾を開けて待っているのです。
改札口のすぐ目の前に居酒屋があるなんて、お酒を好きな人なら毎日でも通いたくなっちゃいますよね。そんな毎日居酒屋放浪記が出来そうな街が十条なのです。
活気ある商店街に、お惣菜屋さん。それに大衆居酒屋と十条には昭和の懐かしい風景が残っているような街です。まさに昔ながらの下町の空気感がここにありました。
スポンサーリンク