かき氷が美味しい十条の和菓子屋「だるまや」。若旦那がすごかったです
暑くなってくると毎年必ず食べたくなるかき氷です。
十条にある和菓子屋「だるまや」さんのかき氷。
東京で一番美味しいところ思っています。
最近のかき氷ブームもあり、東京には多くのかき氷屋さんが出来ています。
しかしその中で、だるまやさんは味の面で最も際立っていると思うのです。
だるまやさんがあるのは十条です。
池袋駅の隣の隣だけど、ローカル感漂う駅。
まるで夏休みに田舎の駅にでも行ったかのような雰囲気で、駅前のロータリーもこじんまりとしています。
しかし、この街は商店街がすごいのです。
「十条銀座」という都内屈指の商店街があり、下町ならではの賑わいを見せているのです。
言うなら、昔懐かし下町の生活がまだ残っているような街でもあり、だるまやはその商店街のメインストリートにあるのです。
十条駅からだと歩いて5分くらい。
十条の商店街を進めばすぐ着きます。
▽夏の昼間だと混雑してます
人気のかき氷屋さんですから、暑い夏の昼間なんかは行列が出来ています。混雑している時は1時間以上待つ時もあるので覚悟が必要です。そんな時は「整理券」が配られるので、十条銀座をぶらり歩きしながら時間を潰すと良いでしょう。
空いてる時を狙うならお昼や、休日を外すと良いでしょう。また一年中かき氷は売っているので、夏場は外すと良いでしょう。
ちなみに、だるまやの若旦那曰く、かき氷は真夏の暑い日よりも少し涼しい季節の方が良いらしいです。
というのも、溶けるスピードが遅くなるからカキ氷のベストのタイミングをより楽しめるのだとか。
このように若旦那はカキ氷へのこだわりがすごいのです。
だるまやさんの良さは、若旦那のかき氷の味へのこだわりです。
もはや名物と言えるほど有名なのかもしれませんが、お店でかき氷を食べているとたまに出てくる若旦那さんがかき氷オタクというか、クレイジーというか、本当にすごいのです。
もう何年も前のことですが、初めて行った時に聞いた言葉が印象に残っています。
「かき氷は組み合わせが大切」だと
たしかに今の時代、インスタグラムでSNS映えする美味しそうなかき氷は流行しています。
じゃあ、どのかき氷が本当に美味いかというと、、、、な部分があります。
日光の天然氷をフワフワに削って、それに生イチゴシロップをぶっ掛けてなんていうのはいくらでもあるのです。
だるまやのかき氷が美味いのは、この素材選びを徹底的にして、さらにベストの組み合わせを選ぶまでのこだわりだと思います。
以前訪れた時、たまたま話の流れから特選宇治金時で使われている100g◯万円の抹茶の水出し茶をスプーンで頂いたのですが、これが本当にすごかった。
少しの量をスプーンで啜っただけなのですが、一口目を口にすると5月の晴れ晴れとした高原の青空と若緑色の一面の草原が目の前に広がりました。二口目を口にすると季節は晩秋に移ってました。渋い色の風になびく薄野の原野で人は誰も居ない空間でした。
よくワインの味を言葉で表すシーンがありますが、本当にすごい食材とは頭の中で風景のイマジネーションが広がるんだなぁと思った瞬間でした。
世界中の珈琲の中でトップクラスと言って貰えるような最高に飲みやすい水だし珈琲 雑味 苦味を最大限抑える事が出来ました。
-- だるまや餅菓子店 (@jujodarumaya) 2019年7月7日
お味は濃厚でいながら苦味を抑える事は難しいですが約5年間にて完成させました。 #珈琲
当店珈琲かき氷も別格の美味しさに仕上げました。 pic.twitter.com/vV2vMqFhmP
美味しいものは写真じゃなくて、やはり味です。
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若旦那が厳選して作り上げた、いくつものかき氷メニューがありとても悩みます。
席に座るまで、メニューを見て想像をしながら、注文するかき氷を選ぶのも贅沢な時間です。
次々と運ばれる、色々なかき氷を見ながら、ひとつを選ぶのは酷なものです。
自分は、フルーツ系が好きなので、イチゴを頼もうとしたものも、どうやら、だるまやさんでは、抹茶に力を入れているらしい。
やはり最初はノーマルに、宇治系ものを頼むことにしました。
そしてに悩んだ結果、今回はミルク宇治金時にファイナルアンサー。
注文をすると店の若旦那が一生懸命氷を擦ってくれます。
そして運ばれてくる宇治金時。
抹茶の渋さに、金時の甘さが交わった定番です。
ミルクをかけるかは悩みどころですが、今回は他に団子などの甘味物を頼まなかったので多少甘いほうが良いかなと。
それにしても、薄いスライス状の氷の美しいこと。
氷が薄いので、運ばれてきてテーブルの上にある間に、端っこからどんどん溶けていくのが、目で確認が出来るのです。正直、カメラなんて撮っている場合じゃないです。
この氷の薄さのため、口の中に入れても、かき氷特有の冷たさを感じる前に溶けてしまうのです。
氷のシャリシャリ感はとにかく絶妙で、なんというか、暑い東京から冬の山奥にでも飛んでいってそこの山肌を直接削って食べているような感覚に陥りました。
もちろん、味も絶妙です。
抹茶と金時とミルクの絡み合いがすごいです。
抹茶とかも、普通だったらかき氷には使わないような上等なものを使っているということ。
氷から溶けてしまって、底に溜まったものをスプーンですすっても、なんとも言えない清涼感なのです。
かき氷って、この溶けたものをどう処理するかが、問題なのですが、もうね、冷たいお抹茶を頂いている気分です。
最後までググッと飲み干すのも最高でした。
今回は、最もポピュラーなミルク宇治金時でしたがこれから先に食べたいかき氷が色々とありました。
まずは、ミルクも金時もかかってない、ただの氷宇治。みたらし団子と一緒に食べたいです。
それに氷水(みぞれ)と、和三盆かけ緑みかん。
フルーツ系の自家製氷イチゴやミックスレモン。
そして、ワイン氷。
etc、、、、
このかき氷屋さんは、先ほどの若旦那がもうかき氷のオタクというか、とにかく究極のかき氷を作ることに挑戦しているらしく、シロップ作りも最高の食材を最高の組合せで行っていて、そのため新たなメニューがつぎつぎと出てくるのです。
何度も通いたくなるかき氷屋さんなのです。
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