池袋のサンシャイン通りの裏にある「美久仁小路(みくにこうじ)」と「栄町通り」は昭和の雰囲気の居酒屋やバーが並ぶ飲み屋横丁です。
池袋東口の「サンシャイン60通り」。
若者で溢れる都内屈指の大繁華街で、昼夜を問わず喧騒で溢れています。
しかしそんな表通りから一歩裏に入ると昭和の雰囲気。まるで時代から取り残されたような酒場横丁があるのです。
それが「美久仁小路」と「栄町通り」です。
▽「美久仁小路」の読み方は? ちょっと読み難い「美久仁小路」ですが「みくにこうじ」と読みます。1969年の青江三奈のヒット曲「池袋の夜」の歌詞にもあるのですが、池袋に昔からある小路なのです。
さて、そんな美久仁小路と栄町通りがあるのは池袋駅の東口側です。
東口側に出てきたら人でにぎわうサンシャイン60へと進みましょう。通りの右側に面した脇道があるのでそこに入ります。
その脇道のさらに脇道が美久仁小路です。
それではそんな「美久仁小路」を歩いてみます。
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それこそちょっと前までは東京の色んな街にこのような居酒屋やバーが並んだ酒場横丁がありました。
細く入り組んだ小路に、それこそ数坪ほどの小さな店舗が軒を連ねるように密集した区画。夜の帳が下りると人々が集まり、お酒と会話とを楽しんだものです。
しかし土地の有効活用の面、あるいは防災上の理由などで一つ一つ姿を消し、池袋も「人世横町」と「ひかり町通り」という居酒屋小路もあったこのエリアですが、再開発の波に呑まれてしまいました。
人生横町跡に建ったニッセイビル。横のラブホテル「サンロード」もこの後姿を消しました
そんな中生き残っているのが美久仁小路です。
道路は舗装し直され、路地には街灯が点くなど往時の姿そのままとはいきませんが、居酒屋やバーの並びには昭和の空気を感じます。
逆に歩きやすくなったことで、昭和を知らない若い人にも行きやすくなり、ノスタルジックな雰囲気のある小路としてお店の人気も高まっているのです。
一方、美久仁小路につづく栄町通りはどちらかと言うと、繁華街の裏道という感じです。
しかし意外に美味しいお店があったりして、隠れた魅力となっているのです
▽酒場 ふくろ 値段:2,000円前後 地図・営業時間・定休日[食べログ]
戦後のヤミ市から発展し、今や都内最大規模の繁華街である池袋。そんなヤミ市の系譜を引継ぎ、現代に空気感を伝えるのが2つの横丁なのです。
メインストリートからすぐで、駅にも近く行きやすいです。治安的な問題もなく女性にも行きやすい場所です。貴重な横丁をぜひ一回覗いてみてはいかがでしょう。
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