西武と東武に囲まれた池袋駅は東京の北のターミナル。巨大な池袋駅構内を迷わないために、行き方や改札口を理解りやすく紹介します。
池袋駅は東京北エリアの中心です。
山手線の主要駅であり、埼京線、湘南新宿ラインが通る埼玉からの玄関口。
そして西武と東武の2大私鉄のターミナル駅でもあります。
一日の利用者数は262万人。
巨大で迷宮のような池袋駅ですが実はわかりやすい構内図なのです。
まずは池袋駅の全体図から。
特徴は真ん中にJR池袋駅があり、左右に西武と東武があります。
これだけ覚えておくと池袋駅の全体像が理解しやすくなります。
池袋駅といえば「西武」と「東武」です。
しかし注意点はその方向です。
西口が東武。東口が西武。
東と西があべこべ関係になっているのです。
これは池袋の不思議ですが西口側が東武のターミナルとなっていて、東口側が西武のターミナルとなっているのです。
池袋駅ではこの法則を意識すると迷わないでしょう。
西口側へと向かいましょう
東口側へと向かいましょう
これが池袋駅攻略の第一歩です。
さらに池袋駅構内図を見てみます。
JR公式の構内図だとホームや通路がいくつもあり一見すると複雑です。
しかし単純化してみると池袋駅は実にわかりやすい形です。
紫色→自由通路
緑色→JRコンコース
青色→東武線コンコース
黄色→西武線コンコース
池袋駅構内は自由通路がぐるっと格子のような形状でJRコンコースを囲み、その西側に東武線コンコースがあり、少し離れた東側に西武線コンコースがあります。
自由通路は「北通路」、「中央通路」、「南通路」の横の3つの通路とそれぞれを縦で結ぶ3本の通路となっています。
東京メトロ丸の内線、日比谷線、副都心線の線路は横通路の下を通っています。
自由通路がコンコースを結びながら各出口への通路となっているので、迷ってしまっても元の場所にたどり着きやすく方角さえ間違えなけれ目的地に着くことが出来るのです。
方角だけ間違えないように
さらに立体的な構造が少ないので自分の居場所が把握しやすいという特徴もあります。池袋駅が数ある迷宮駅の中でも理解りやすいのは、このためだと思います。
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池袋駅の乗り換えも簡単です。
巨大な駅ですがJRは埼京線、湘南新宿ライン、山手線の3線だけです。
1番線 | 埼京線(新宿・渋谷・りんかい線方面) |
2番線 | 湘南新宿ライン(新宿・横浜・逗子方面) |
3番線 | 湘南新宿ライン(大宮・宇都宮・高崎方面) |
4番線 | 埼京線(赤羽・大宮・川崎方面) |
5番線 | 山手線(新宿・渋谷・品川方面) |
6番線 | 山手線(新宿・渋谷・品川方面) |
7番線 | 山手線(上野・東京方面) |
8番線 | 山手線(上野・東京方面) |
5・8番線は山手線の始発・終着ホームです。また成田エクスプレスやスペーシアなどの特急は2・3番線ホームを使います。
特にJR路線間の乗換えの場合はコンコース内を移動するだけなので迷うことないです。
JRだけならとても簡単
注意点はJRホーム南寄り上階段から出る「メトロポリタン口」だけです。
「メトロポリタン口」は西口の南側方面にしか出られないし、他社路線にも接続してないのです。
▽メトロポリタン口もある ⇒メトロポリタン出口案内
通常通り東口や西口に出る時や、他社に乗り換える時はこの「メトロポリタン口」は使わないようにして、ホームから下に降りる階段を使う他の改札口を使うようにしましょう。
他社間の乗り換えはやや難易度が上がります。
とは言え他の迷宮駅に比べると池袋駅の構造は圧倒的に単純なので、方向と法則を頭に入れれば簡単です。
まず東武と西武との乗り換えは時間がかかります。
東武鉄道は西口にあり、西武鉄道は東口にあるので当然ですが、反対側まで歩いていかないといけないのです。
東京メトロとの乗換えはそれぞれの路線の改札場所を知っておきましょう。
丸ノ内線は中央通路
有楽町線は南通路
副都心線が西口側です
丸ノ内線の中央通路にはJRの「中央1改札口」「中央2改札口」が、有楽町線の南通路にはJR「南改札口」が面しています。
各路線の改札口がどの地下通路にあるかを把握しておくと迷いにくいでしょう。
また東京メトロの乗り換えは注意が必要です。というのも東京メトロの各路線はそれぞれ別であり、路線ごとに改札口も異なるのです。
特に副都心線と丸ノ内線とは通路で行き来出来るのですが、有楽町線だけがコンコースが独立していて乗換えには一回改札を出るのが必要なので注意してください。
いずれにせよ東京メトロの改札口は地下自由通路にあり、通路の真ん中に改札口と地下ホームに降りる階段があります。
池袋駅の待ち合わせ場所は「いけふくろう」が有名です。
しかしこれにも注意が必要で、池袋駅は巨大な駅なので目的地によっては「いけふくろう」で待ち合わせてしまうと移動がとても大変です。
東口側の北通路にあります ⇒池袋駅の「いけふくろう」
西武やパルコ。サンシャインや乙女ロードといった東側方面に行く時の待合せには便利です。
一方の西口側だと、東武線の改札の近くにある「プリズムガーデン」などが便利です。
目的地に合わせた待ち合わせ場所を選ぶのが大切なのです。
そして、池袋駅には似ている階段や通路が多く間違って行き違いになりやすいので、待ち合わせをするには目印や場所の指定をしっかりと決めておくと良いでしょう。
では、池袋駅の各出口とその周辺を紹介します。
目的地がどの出口から行けば良いか知っておけば迷わないので、これを念頭に地図を見ると良いでしょう。
西武があるのが東口側。
西武百貨店とパルコがあり池袋の商業地の中心です。
サンシャインへと続く繁華街が広がっていて、その周辺は乙女ロードと呼ばれアニメイトもあります。ヨドバシカメラとヤマダ電機の家電戦争が繰り広げられたり、ジュンク堂書店の大型店舗もあるショッピングエリアです。
東武があるのが西口側。
東武百貨店とルミネがあります。
西口繁華街が広がるとともに、立教大学や東京芸術劇場もある文化街としての要素もあります。駅前には池袋西口公園があります。
北口は西口繁華街の北側に直接出られます。
池袋で最も歓楽街要素が強いエリアであるとともに、中華街でもあり多くの中国系のお店があります。
時間帯とエリアによっては雰囲気があまり良くない場所もあったりするので、そういうのが苦手な人は気をつけましょう。
このように池袋駅は巨大ながらも構造は分かりやすい形です。ターミナルと一体化した百貨店は買い物しやすく、埼玉方面からのショッピング客を惹きつけます。池袋が商業地として発展している理由の一つなんでしょうね。
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