住んで良かった街の上位でもある赤羽。実質的に住みやすい街の住みやすさとは?
赤羽は住んで良かった街で上位になった街です。
下町の雰囲気の居酒屋が多い街並みは、憧れの住みたい街とはちょっと違うけど、スーパーが充実しているし、交通の要所であり利便性がとても高いです。
密集した住宅街と、大規模団地が共にあり、特に赤羽台団地は23区初の大規模団地として歴史があります。
最近では、赤羽のごちゃまぜになった街並みが漫画化になったりして、マニアックな人気が高まっています。
そんな赤羽の住みやすさを見てみましょう。
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赤羽が「住んで良かった街」で上位になっているというニュースで見た。
住みたい街とか、憧れの街ではなくて、住んで良かった街だ。
ということは、赤羽の住人あるいは過去に赤羽に住んだことのある人が、アンケートとかで、赤羽は最高だったなぁという人が多かったということですよね。
そのような赤羽なわけだから、多くの人を惹きつける要因がどこかにあるんでしょうね。
もしかしたら、今の世の中の人々の隠れた欲求がそこにはあるのかもしれない。
たしか僕の記憶では「住んで良かった街ランキング」だと思ったんだけど、ネットで探しても見つからない。
しかし
「みんなが選んだ住みたい街ランキング2015 関東版」の「実は穴場な街ランキング」の2位。
「2014年版 不動産のプロがおススメする街ランキング」の「実は穴場な街ランキング」の3位。
出典 リクルート住まいカンパニー
ということは分かりました。
どちらともが「実は穴場」という、赤羽は知る人ぞ知る街という立ち位置なんですね。
この何とも言えないマニアック心をくすぐるような雰囲気が赤羽の魅力なんだろうと思う。
今の時代、マニアックであるということは勲章なのだ。
たぶん、近年において赤羽をマニアックな街としたのはこの漫画です。
マニアックな清野とおるさんによる「ウヒョッ!東京都北区赤羽」です。
僕も読んだのですが、出てくる赤羽の住民が濃ゆい、濃ゆい。
清野さんの視点なのか人柄なのか、赤羽の濃すぎる住民とつぎつぎと出会い、それが物語となっているのです。
赤羽のどこでこんなに濃ゆい人と出会うのか分からないんだけど、少なくとも赤羽に住んでる有名人としてこの人が居る。
確かに濃い。
赤羽には本当に濃ゆい人が住んでるような気がしてきた。
そう言えば、昔、池袋のビックカメラで見たことがある。
赤羽から池袋へは9分でいけるので、そりゃ買い物に行かれますよね。
この時はぺーさん一人だったが、鮮やかなピンク色の服を纏い、店内ですばやく買い物していた。店を出ると気づいた通行人の握手に気軽に応じながら、ささっとタクシーに乗り込んで颯爽と去っていった。
もちろん、買っていたのはカメラだった。
さて、こんな濃ゆい人々は赤羽のどこに生息しているのだろうか。
たぶん、その多くは赤羽の呑み屋街である赤羽一番街商店街で呑んでいるんだと思う。
赤羽を呑ん兵衛タウンとして知らしめている呑み屋が密集した商店街だ。
気軽に、安く、賑やかに呑める居酒屋がずらっと並んでいる。
これぞ下町というような伝統的な居酒屋もあれば、立ち呑みバルもあるし、モツ鍋にやきとん、海鮮系、なんでもあるのだ。
おでんの立ち飲み屋だってある。
自分の好きなものを、好きなように、誰にも邪魔されず自由に呑むことが出来るのだ。
時間的にも朝9時からやっている居酒屋だってある。
そう、孤独のグルメに出てきた朝からやっている居酒屋です。
そうか、この話の中で朝から居酒屋に呑んでる人たちを不思議がっていたけど、赤羽だったらあるそうな気がする。
そりゃあ濃ゆい人たちを作り出すわけだ。
さて、すっかり赤羽の魅力を漫画の中から語ってしまいましたが、赤羽の現実的な住みやすさは交通の便が良いところです。
これは本当に素晴らしいくらいだ。
赤羽は東京都の北の入り口なので、全ての埼玉方面からの鉄道がここで一回停車する。そして、二股に分かれて上野・東京・品川方面へも、池袋・新宿・渋谷方面へと向かうのだ。
言わば、X状に交わっている。
特に、最近の湘南新宿ラインなどの開通は、それらの街へのアクセスを飛躍的に高めることになった。
赤羽の交通はめっちゃ便利ですよ。
そんなわけだから、赤羽の住宅需要は昔からあった。
赤羽駅の西口側にある赤羽台団地だ。
何を隠そう、この団地は東京23区で初めて作られた大規模団地なのだ。
広々とした緑の多い高台に、数えきれないほどの何棟もの団地の建物が整然と並んでいるのは荘厳である。
高度成長期の頃、新しい生活に憧れて多くの人がこの団地に住むことを希望しただろう。
そんなたくさん集まってくる人々に対して大量消費を可能にしたのが、スーパーマーケットだ。赤羽では「赤羽戦争」という大手スーパーの戦いも生じたという。
赤羽は「実は穴場の住みやすい街」なんかじゃなくて、元々から住みやすい街であったが、それがブランド志向のイメージ重視の街選びのために忘れられていたような気がする。
ここ最近の実質的な価値を求める社会の流れは、再び赤羽に脚光を当ててきています。
そんなわけで、実質的に住みやすい赤羽はおすすめですよ。
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