亀戸といえば亀戸天神。しかし亀戸水神という駅もあるのです。亀戸水神駅には何があるのでしょうか。
亀戸にある最も有名な神社、それは亀戸天神です。
関東三大天満宮のひとつであり、受験のご利益がある神社として多くの人々が訪れます。
しかし、亀戸には「亀戸水神」という神社もある。
しかも、東武鉄道には亀戸水神駅という駅まである。ちょっとややこしいですね。
これを勘違いする人が多いらしく、亀戸天神に行こうとしてたのに間違えて亀戸水神に行ってしまったりするのです。
学問の神様:天神様→亀戸天神→亀戸駅
水を鎮める:水神様→亀戸水神→亀戸水神駅
このことを確認しておくと良いでしょう。
こんな事を書いたのも、実は僕も間違えてしまったのです。
亀戸天神にお参りに行こうと思ったのに、間違えて亀戸水神に来てしまった。
亀戸駅の隣の駅が、亀戸天神じゃん。じゃあ、東武線で行けば良いじゃん。そう思って東武亀戸線に乗り込んだのです。完全に間違えました。
しかし、結果としてこの間違えが功を成す、というか、亀戸水神の周りの散歩がなかなか楽しかった。
まず良かったのが、亀戸水神へと向かう東武鉄道亀戸線です。
この電車は、亀戸と曳舟の間、わずか約3.4キロ、駅にすると5駅間を行き来するとても短い路線です。
だから車両も2両編成なのだけど、この下町をトコトコ走るローカル感丸出しの雰囲気がとても良かった。
なにしろワンマン運転ですし、下車した亀戸水神駅は線路を渡ってホームを移動するようになっているのです。
東京にはローカル線の雰囲気をもつ路線がいくつかありますが、このゆっくりとした空気感はやはり貴重です。数分おきにくる鉄道に慣れた頭をリセットしてくれるようです。
亀戸駅からは1kmに満たない距離なので、歩いてくることも可能ですが、ぜひ亀戸線に乗ってみてはいかがかなと思います。
駅を出ると亀戸天神への行き方が。
やはり間違えて来てしまう人も多いのかもしれません。
でもせっかくです。亀戸水神を散歩してみました。
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さて、亀戸天神は学問の神様ですが、亀戸水神は水の神様です。
それは田んぼの豊作を願うものであり、あるいは河川の氾濫を鎮めるために祀られてきました。
亀戸水神もその目的に建てられたのでしょう。
亀戸水神駅から100メートルばかりの下町の住宅街に紛れ込むようにありました。
創建は室町時代の後半とされていますが、詳しいことは不明です。
おそらくこの辺りの村が出来た際に合わせて建てられたと推定されていますが、いずれにしても江戸時代に造られた亀戸天神よりも古い歴史の神社です。
江戸の都市づくりが始まる前からあった土着的な神社であり、農村であったこの地域の地鎮神だったのだと思います。
そもそもがこの地域は、東京でも最も海抜が低い地域です。
今でこそ建物が密集している市街地ですが、江戸時代の頃は江戸の端の農村地帯ですし、それよりも昔には低湿地帯。さらに昔には海であったとされています。
「亀戸」の地名も、「亀島」と呼ばれた亀のような形をした小島に由来されているとされています。
また、周辺には向島、牛島、大島、柳島という「島」が付く地名が今でも多く残っていますし、もっと北に位置する葛飾区亀有も、亀の甲羅のような土地の形に由来しているとされています。
昔はだいぶ奥まで水辺が広がっていたのでしょう。
水の恩恵を受けながらも、水害は鎮めてほしい。そんな農民たちの願いが、亀戸水神には込められている気がしました。
亀戸周辺には、神様がいっぱいいらっしゃるようで、
そりゃ、水神と天神とを間違えても仕方が無いなと思いました。
でも、水神様も天神様も神セブンには、入ってないよね。
亀戸水神前駅から、丸八通りを渡って向かい側にあるのが、
亀戸中央公園です。
ここは、元々は日立製作所の工場があった場所で、
その跡地に造られた、広々とした公園。
アスレチック広場とかあったから遊んでみた。
滑り台も。
遊んでくれるお友達とか、皆無でした。
そして、時計台広場へと。
時計台とスカイツリー。
なんちゃって。
どん。
そして、芝生広場。
やっぱし、人が少なくて寂しいです。
なぜ、誰もいない、、。
この公園のテーマは何なのでしょうか。
亀戸スポーツセンターがあるみたいです。
散歩コースも。
ということで、歩いていたら、河川を発見しました。
旧中川です。
なんか、水遊びへの誘いを受けたので、島へと渡ってみることに。
島からもやっぱり、スカイツリーは見ることが出来ました。
ピョンピョン岩は、続いていたけど、今日はここまで。
ちなみに、この旧中川を境にして、向かう側が江戸川区になります。
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