駒込と言えば、都内でも有数の大庭園「六義園」と、
ソメイヨシノの発祥の地として有名ですが、
もう一つの大庭園が、この「旧古河庭園」です。
広い敷地には、
漫画のような洋館と、
それを彩る、多くのバラの花壇。
そして、対照的な日本式の庭園とがあります。
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それでは、旧古河庭園へと侵入してみます。
現在は、東京都が運営する庭園ですが、
元々は、旧古河財閥が所有していたので、「旧古河庭園」。
そして、その元々は、明治の外務大臣、陸奥宗光の邸宅でした。
今回、僕は、JR山手線の駒込駅から歩いてきたのですが、
もっとも近いのは、京浜東北駅の上中里駅です。
入場料も150円とお手頃価格。
ということで、旧古河庭園の建物が見えてきました。
石造りの雰囲気がありすぎる洋館です。
それにしても、こういった建物は、バラとの相性が良すぎです。
この古河庭園は、洋館とバラのある空間です。
それでは、旧古河庭園の建物を見てみます。
この洋館は、明治時代に鹿鳴館やニコライ堂を手がけた英国人、
ジョサイア・コンドルによるもので、
石造りの英国貴族の邸宅風です。
玄関もご立派すぎる。
上流階級への誘い。
ちなみに、この洋館の内部見学ですが、
急には出来ないものの、事前に予約しておけば可能ですので、
興味があったら、ぜひ見学してみては?
まあ、今回は予約してなかったので、
外から見てみます。
覗き見根性。
一度は憧れる、豪邸のサンルーム。
室内植物をたくさん置いて、
お茶とケーキで、素敵な午後の一時を過ごしたいものですな。
そして、裏側のバルコニー側へと回ってみます。
洋館の全体的な外観です。
ゴスロリちっくな雰囲気が似合う感じ。
バルコニーとか。
桜も咲いてましたよ。
この旧古河庭園は、洋館の建物に似合うように、
西洋風の庭園が造られています。
特徴としては、テラスが階段状になっているイタリア風と、
幾何学的なデザインのフランス風とのミックスで、
建物がイギリス風を考えると、欧州の良いとこどりをしたようです。
テラスからのアプローチは、こんな感じ。
きっちりとしている生垣。
いい仕事、しています。
そして、この西洋式庭園には、この旧古河庭園の見どころの一つである、
バラがたくさん植えられています。
イギリス風。
フランス風。
イタリア風。
日本風。
水汲み場も、洋風の建物とマッチ。
さらに、この旧古河庭園には日本庭園まで完備されているんです。
中心に池を持ってきた大規模なもので、
まさに、洋風と和風のミクスチャー庭園となっています。
ちなみに、この旧古河庭園は斜面上に建っていて、
洋館部分が一番高い場所で、そこから下っていった低地部分に、
日本庭園があります。
下から洋館を見上げる。
そして、この日本庭園、燈籠がたくさんあるのです。
燈籠については、あまり詳しくありませんが、
どうも、形によって名前も違うらしい。
どんなものでも、奥深いものですな。
国内最大の奥の院型燈籠もありますよ。
なかなか興味深い庭園でした。
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