治安が悪いとされる豊島区。確かに犯罪統計で見ると高めです。それでも一人暮らしにはおすすめの区だったりします。
豊島区の治安が悪い。
たしかに数字上でみると23区の中でもその傾向があります。
犯罪発生数を東京23区で見てみると、新宿区ほどではないが渋谷区よりも多いくらいだったりします。
また犯罪に遭遇してしまう可能性で見てみると、東京でも最も高い年もあったりして豊島区の治安は良くないと言えます。
▽【東京の治安】 治安の良い区と悪い区は? - 東京生活.com
しかし、豊島区は大繁華街「池袋」を抱える区でもあります。
池袋は都内でも有数の繁華街でありながらも家賃相場が他の副都心に比べると安めだったり、敷居の低さから住みやすいと人気の街でもあります。また、立教大学や学習院大学をはじめ多くの大学や専門学校がありこの豊島区で一人暮らしをはじめる方も多いでしょう。
豊島区での一人暮らしは治安面からちょっと心配される方が多いかもしれません。
しかし安心してください。
という点があるからです。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
ここで豊島区の治安の悪さの原因について考えてみましょう。
警視庁の統計データによると豊島区における犯罪の特徴として、
路上で行われる犯罪の多さが
目につきます。
それは強盗やひったくり、暴行や傷害といったものです。
特に強盗に関しては平成27年において新宿区に次ぐワースト2位の26件となっています。(とは言え、ワースト1位の新宿区は52件とぶっちぎり)。また、ひったくりは28件であり豊島区の人口を考えるとなかなか多い。
これらの犯罪の発生場所を町丁別にみてみると、
暴行や傷害は西池袋1丁目や南池袋1丁目がぶっちぎりに多く
また、
東池袋1丁目、池袋2丁目でも多くみられます。
これらは池袋駅の周辺ですね。
また、大塚駅や巣鴨駅周辺でも発生数が高く、目白3丁目においては強盗事件が目に付きます。
これらは駅周辺の商業エリアであり人が多く集まる地域なので必然的に路上犯罪が増えてしまうのはしょうがないとは思いますが、やはり池袋は都内有数の大繁華街であり件数が多めです。西池袋1丁目や南池袋1丁目で多いのは西口の繁華街であると共に、池袋駅の敷地であることが大きいでしょう。人が集まるところにはトラブル多しです。東池袋1丁目や池袋2丁目は歓楽街の要素が強い街であることが影響しています。
さて、以上のことから
豊島区において路上犯罪が多い理由としては大繁華街池袋があることが大きく影響
しています。
なので豊島区に一人暮らしをする際にも治安面においてはそれほど心配をする必要はなく、池袋周辺のことだけを気をつければ良いでしょう。
なお、池袋の治安については下記記事を参考に。池袋の危ない場所や注意点について紹介しています。
さて、そのような治安面から考えた上で豊島区での一人暮らしにおすすめの街はどこでしょうか。
治安面では池袋の南側が良い
池袋駅の周辺には大きく繁華街が広がっているのですが、その中で治安が悪かったり、歓楽街の要素が強いのは街の北側エリアなのです。一方で南側のエリアは立教大学があるなど文教地区とも言えるような街であり、最近では高層マンションの建設が相次いでいるなど住宅地としての人気が高まっています。また、その隣駅には高級住宅街の目白もあります。
しかし、この地域の問題点としては
賃貸相場が高くなってしまう
ことです。
また、JR山手線沿線の巣鴨や駒込の各駅も賃貸相場が高い傾向があります。
なので、一人暮らしで出来るだけ家賃も抑えたいような場合は
池袋駅の西側の街。西武池袋線や東京メトロ有楽町線および副都心線の沿線をおすすめします。東武東上線沿線も安めです。
駅としては北池袋、下板橋、要町、千川、椎名町、東長崎とあるのですが、その中でも治安面が特に良いのが西武池袋線沿線の椎名町や東長崎であり、犯罪件数がより少ないです。
とくに椎名町は池袋からも歩いていける距離な上に、治安も良く、それでいて家賃も安い。さらには駅前には商店街も広がっていて一人暮らしにも住みやすい街です。はじめて上京してきて池袋周辺の大学に通うような学生さんにもおすすめの街です。
東京メトロ沿線の要町は、やや家賃面が高く、自転車盗や空き巣などが多く治安面は少し悪くなってしまいますが、都心部へも直通で行るので交通の便を重視したい場合は良いでしょう。
スポンサーリンク