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池袋|リブロ本店

大きい書店が閉店

本の街池袋のリブロが閉店するようです。

池袋|リブロ本店|大きい書店が閉店の画像

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ちょっとニュース。


本屋(とくに大きな書店)というのは、自分にとって街での大切な要素だったりするので、池袋の居場所がひとつ無くなっちゃたかな、という感覚です。

街なかの本屋がアマゾンに取って代わられている状況だし、そもそも本の売上自体がどんどん下がっているし、経営のいろんな理由もあるだろうし、しょうがないといえばそうなんだけどやっぱショックだなぁ。

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リブロ池袋本店の閉店

リブロ池袋本店は池袋の南の端っこにあります。
リブロ池袋本店のちず

かって、リブロは西武セゾングループの書店部門でした。文化の創出を売りにするセゾンの文化戦略において「本」というのは重要なツールであり、だからこそリブロ池袋店は、西武ないし池袋において重要なファクターだったわけです。

池袋はいくつもの書店が乱立してた、一大書店集積地でした。

思想・社会系で優れた品揃えをする駅西口の芳林堂書店や、法律・経済系に強い老舗の新栄堂書店が東口側にありました。

1997年には、巨大書店ジュンク堂も。
池袋|ジュンク堂

立教大学や早稲田大学も近い学生街であること、実は演劇の街であることを理由とすると、本屋の集積地が池袋の南側にあることに納得がいきます。

知識とエンターテイメントを与えてくるのが本であり、それを提供するのが本屋だったのですが、インターネットや様々な娯楽が勃興したことにより、本の存在感が少し落ちているようなこの頃ですし、池袋の街にとってみても意味合いが大きい気がします。

本の売上グラフ

書籍の販売が落ちるていくように池袋の書店もどんどん姿を消していき、大型書店ではジュンク堂とこのリブロ。そして、東武・西武とルミネの中にテナントとして入っている書店のみとなっています。

ある一定の分野のお店が集中することで、人と情報がどんどん集まってきてそれがその街の特徴になったりするのですが、本屋の池袋という特徴もちょぅと失われてきてるようです。

ちょっと本屋の現状について考えてみます。

本屋としての存在の意味合いが薄くなっているこの頃、東京では新しい本屋のスタイルが増えています。

すなわち、ネット空間ではなくて、リアル空間として、物理的にそのコンテンツの情報に触れる事が出来る場所としての本屋です。

例えば、アイドル専門の本屋。


演歌専門の本屋。


旅専門の本屋。



本屋自体の店員が、その分野に詳しいキュレーター的な役割となって、本や情報をプロフェッショナルな視点から提供している感じです。

そういうことを突き詰めて考えていくと、高齢化社会に合わせて健康に関する本からグッズから相談まで一気に引き受けてくれる健康に特化した本屋。とか。村上春樹に関する本とその世界観を再現する商品、音楽が流れ料理が出てくる本屋。とか。あっても良さ気ですよね。ふと思ったんだけど、村上春樹の小説って一つのライフスタイルを提案してるから売れてる気がする。

さらに、これにユーザー同士のコミュニケーションを醸成するリアル空間としての役割も増えています。



例えば、代官山の蔦屋などは、これらを大きな書店的に行おうとする試みであり、数ある分野の中から多くの人が興味ある部分を最大公約数的に選びだして、それに関するキュレーションサービスとコミュニティサービスを行っているような感じになってきていますよね。


単に本を売るというのではなくて、

キュレーションサービス
コミュニティーサービス

この2つをどの様にして提供するかが大事な感じになってきています。

これらの提供方法としてはなにも一つの店舗で、蔦屋のようにオールマイティに提供をしなくても街として一つの分野のこれらのサービスも提供出来ると思います。

それこそ、池袋の腐女子街とかもそうですよね。

数多くの同人誌に関する書店が集まることで、あらゆる在庫を欠品なく揃えることが出来、さらにキュレーション的なサービスも提供が出来る。
人も多く集まってくるので、例えば執事カフェ的な部分がコミュニティ機能を担ったりする。

そんな感じです。

この池袋における本という分野(小説とか演劇とか学術的なthe本的なね)においても、ジュンク堂以外にも何店かの特長ある本屋が幾つか出来たり、本を落着いて読めるようなカフェとかが出来たりすると面白いような気がします。本が落着いて読めるようなカフェって、目黒とか渋谷とかあっちの先進的な街には多いけど、池袋とかにはまだまだ少ない感じもしますしね。



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