これ、すごい面白くない?
▽▽▽"銀幕"通じ地域活性化発信 武蔵野映画社、吉祥寺舞台に作品 (3/3ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
武蔵野映画社って会社なんだけど、ここが作る映画は吉祥寺という街を舞台したものなんですよ。言うならば地域密着映画会社ということで、その地域に関する映画を撮っていって、その費用もその地域の企業やお店からの協賛金で成り立っています。
一作目は70万円だった制作費も、今や2000万円に増え商業映画として成立する規模になり、さらに地域振興を考えてる地方自治体からも相談が舞い込むという。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
そういえば、街の地域性を感じさせる映画ってありますよね。
その映画を見るだけで、その街の風景や空気感がわかるような。
例えば東京を舞台にしたものだと、
お台場を舞台にした踊る大捜査線シリーズ。
秋葉原を舞台にした電車男。
聖蹟桜ヶ丘を舞台にした耳を澄ませば。
新宿のパークハイアットホテルを舞台にした、ロスト・イン・トランスレーション。
多摩川沿いを舞台にしたと思われるNaNa。
他にもとにかくいっぱい。
あからさまに街の名前が出てくる映画もあれば、街名は出てこないけど、ファンの間で噂が出てきて街が分かるような映画もあります。
これらの映画を見ると地域の雰囲気の宣伝的な機能も持ってたりするので、その映画を見た人が地域を知るきっかけとなったり、さらにその地域を訪れる原因になったりもします。
いわゆる聖地巡礼というやつ。
聖地巡礼とは (セイチジュンレイとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
アニメや漫画などの作品において物語の舞台やモデルとなった場所、ゆかりのある場所を「聖地」と呼び、実際に「聖地」を訪問すること。
出典 聖地巡礼とは (セイチジュンレイとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
こう考えると映画による地域振興ってけっこう役割が大きいなぁと思います。地域振興としての役割が出てくると、自治体や地域のお店からの協賛金も集めやすいし、地域に愛着を持つ人からのクラウドファンディング的な手法もありだと思うし。
本格的な長編じゃなくて短編的な映画だとより作りやすい部分やyoutubeなどでのメディア拡散もしやすいしね。
武蔵野映画社の代表の松江さんも語っております。
映画を作っているのは "居酒屋のにいちゃん" だった! 東京・武蔵野で進行中の本気の地域映画プロジェクトとは? | greenz.jp グリーンズ
たとえば自分に1億円の予算が与えられた時に何をやるかって考えたら、映画人だと1億円の作品をひとつ、ボンッと作ると思うんですよね。でも自分は、1000万円の作品を2年に1本のペースで作りたいと思う。
出典 映画を作っているのは "居酒屋のにいちゃん" だった! 東京・武蔵野で進行中の本気の地域映画プロジェクトとは? | greenz.jp グリーンズ
こういうふうに、小さな映画をいくつも作るって、すごい今っぽいなぁ。
地域に関するコンテンツって、それぞれのクリエイターがどのような視点で街を見ているのかという事が分かって、街好きとしてはすごい面白いんですよね。
ということで、この武蔵野映画社による新しい映画が楽しみです。
ちなみに、この松江さん。今でも吉祥寺のハーモニカ横丁で居酒屋を営んでるのかな?
行ってみたいねー。
スポンサーリンク