いわゆる郊外化問題というやつですが、なかなか実感をすることが出来ずにいたんですよ。
東京近郊に住んでいると、郊外と言えども駅前の商店街は賑わいがあるし、もちろんイオンも賑わっているし、それぞれが伸びていけば良いなぁくらいに思っていたのですが、実際にその現状を目にしてみると色々と思うところがありました。
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場所は岐阜県の県庁所在地の岐阜駅前。
岐阜の場所は名古屋から電車で30分ほどの距離で、東京なら埼玉くらいの立ち位置だと思うのですが、そこの廃れっぷりがすごかった。
岐阜駅近くの柳ケ瀬通りは昭和の雰囲気のままアップデートされてない感じで、賑わっているとはお世辞にも言えなかった。
高島屋も微妙な感じ。
歓楽街のある柳ヶ瀬通りは、元々は肩も当たるほどの賑わいを見せていたようであるが、今ではすっかりと閑散としている雰囲気に。
美川憲一の歌の中では、在りし日の柳ヶ瀬通りのことが歌われていたよう。
柳ヶ瀬ブルース - Wikipedia
曲の舞台となったところは岐阜市の歓楽街『柳ヶ瀬』である。この曲が120万枚を超えるヒット曲となったことで柳ヶ瀬の地名が全国に知られるようになるとともに、美川自身もスター歌手としての地位を確立していくこととなる。
閑散としているせいかここの雰囲気はなんとも言えない感じで、正直東京の歌舞伎町や池袋とは違った怖さを感じてしまいました。
一方の西側には、新幹線も停まる県庁所在地の目の前というのに、ソープランド街が。岐阜というのは地域柄こういう街並みなのかな。
上記の高島屋のリニューアルやドンキホーテの誘致によって、若年層の客足が少し戻りつつあったり、都市再生緊急整備地域の指定を受け再開発計画があるようです。でも、人々の動きには中々抗しがたいものがあるので、まるごと構造的に変えていかないと賑わいは取り戻せないような感じがしました。
んじゃ、賑わっているのはどこかということですが、それはもちろん郊外にある巨大ショッピングモール。
行ってみたのは、岐阜から車で30分ほどにある、「モレラ岐阜」。
これはイオンではないけれども、テナントはほぼ首都圏とかにあるイオンと同じような感じでした。
ユニクロ、無印、WEGO、Francfranc、KALDI、スタバ、etc
さらには、ラウンドワンやシネコンも併設されております。
いわゆる、東京と同じ消費生活を味あうには十分すぎるほどのコンテンツが揃ってました。
巨大ショッピングモール以外にも、ロードサイド型の飲食店や店舗が揃いに揃っていて、はっきり言って東京近郊の郊外よりも豊かな消費生活を送れるんじゃないかなと思うほどの充実度でしたよ。
お店の人気ももちろんあるようで、岐阜駅前ではあまり見かけなかった若い人たちも多く見かけ賑わっているようでしたよ。そりゃ、こっちの方がやっぱ楽しくなっちゃうよね。
車社会の地域だからこの動きは当然的な部分があります。東京近郊は電車社会であったり、元々の経済規模が大きいことからから、駅前の衰退というのは中々実感しにくいものですが、岐阜に来ると郊外化問題について改めて実感出来ますよ。
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