大人気漫画「孤独のグルメ」に出てきた池袋西武百貨店の屋上にある讃岐うどん「かるかや」が、すっかりお洒落なお店になっていました。
「孤独のグルメ」の第16話。
そこに出てきたのが、"都会のエアーポケット"ことデパートの屋上にある讃岐うどんです。
生卵がひとつとたっぷりの大根おろしに加え、揚げ玉とネギが入っている。ツユの色は薄く、あっさりしている。麺は手打ち風で、角が立ってしっかりしている。
出典:『孤独のグルメ』
このうどんこそが、池袋の西武百貨店にある讃岐うどん屋「かるかや」のうどんです。
たしかに太くモチっとした麺に生卵と揚げ玉とを絡ませながら食べるうどんは美味しく、ズルズルっと食べ応えがありました。
しかも話のとおり、百貨店の屋上は人が少なく青空の下のんびりとした雰囲気で、階下のレストラン街の混雑ぶりとは対称的で、まさに"都会のエアーポケット"でした。
しかしです。そんな西武の屋上に持ち上がったのがリニューアル計画です。
「食と緑の空中庭園」としてクロード・モネの絵画を模した緑あふれる空中庭園と、お洒落な食のお店が揃う空間になったというのです。
(良い意味で)何も無かった都会のエアーポケットと、無骨な感じの讃岐うどん「かるかや」はどうなってしまったのでしょうか。
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緑と池の幻想的な風景。秘密の裏庭という感じの雰囲気になんとなく惹かれてしまうのです。
昼間の庭園も良さ気だが、やはり夜のライトアップの頃が良いです。
日暮れ時を狙って池袋に来たのですが、少し早めに着いてしまったので、店内を巡って時間を潰します。
日没の時間の頃、もう良いかなと屋上に。
扉を開けると今までとは全然違った風景が広がっていました。
今までは単にコンクリートにテーブルが無造作に置かれていたただの屋上だったのに、それが光が溢れる空間に変わっていたのです。
屋上の真ん中の部分には、バーのような円形型の光るテーブルが置かれ、内側には水が讃えられています。
売店と自動販売機しかなかったのに、なんか色々とありました。
レストランもあって、ここではビールもワインも牡蠣をつまみにしながら飲むことが出来るようです。
モネの空中庭園は奥の方。
緑が鬱蒼と茂り、池には橋が架かっています。
ここが池袋西武の屋上とは思えなくなるが、サンシャインで池袋に居ることを実感。
しかし、このようなお洒落な場所になってしまうと、もはや今と同じ場所であることが疑わしく、かるかや存在自体を危ぶんでいました。
こんな風になっているとは。変わるものは変わるものですね。
メニューもきれいになっている。
しかし、内容はそのままです。
窓口から注文をすると、前からのおじちゃんが作ってくれます。
ここまで変わっていると、月見うどんじゃなくてカルボナーラのような気分でした。。
こしのある太めの不揃いの麺を、汁と生卵に絡ませながら、ズズっと。
うまい。
味もそのままです。
変わる部分と変わらない部分。
スピーカーからは静かにワルツ・フォー・デビーが流れていました。
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