ドラマや映画に出てくる東京の風景。あの作品のロケ地の街はどこでしょうか?
人であふれる新宿。西新宿の超高層ビルに、歌舞伎町。東京の象徴的な風景がたくさんありロケ地にもよく使われます。
大ヒット映画「君の名は。」
アニメだけど実写以上の美しい東京の風景が出来てきます。
新宿駅に四ツ谷駅。新宿区の神社は聖地巡礼の対象に
西新宿にあるパークハイアットホテルが舞台です。
東京の風景を異国情緒豊かに描いてます。
一度はこのホテルに泊まってみたくなる映画です。
新宿に巣食うスカウトマンの物語。
キャバクラ、風俗、ホスト、ヤクザとまさに歌舞伎町の熾烈な争いが出てきます。
歌舞伎町の路地がロケ地なので、撮影はすごく大変そうですよね。
歌舞伎町界隈で深夜にやっている食堂です。
頼んだものはなんでも作ってくれるというグルメドラマで、素朴で美味そうな飯が出てきます。
深夜に見たら我慢できなくなるのでご注意を。
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大きな繁華街がある副都心の一つ。少し垢抜けない感じがするのは埼玉寄りだからなのか?最近はアニメカルチャーの街でもあります。
「ブクロ、最高!!」
当時、新進気鋭の宮藤官九郎がはじめて連続ドラマの脚本を書いた伝説的な作品です。
池袋をテリトリーとするカラーギャングという設定で、池袋西口公園(IWGP)は危ないという印象に。
流行を生み出す大繁華街。ギャルとか渋谷系とかが出てきた若者の街です。渋谷駅前の交差点は外国人観光客にも大人気。
渋谷の「ハチ公」の物語です。
リチャード・ギアが主演した「HACHI 約束の犬」の方が記憶に新しいけれど、これが元ネタです。
今や誰もが携帯を持っているため厳密に待合せ場所を決める事は珍しくなったけど、昔はハチ公像は渋谷での待合せの象徴でしたね。そんなハチ公像がなんで建てられたか?それには感動の話があったのです。
スポンサーは東急グループだったのですが、異業種が映画に出資をした初めての作品だということで、ここに現在の映画ビジネスの原型と、東急のブランド戦略の一端をみられるような気がします。
一見すると家庭用ビデオカメラで撮ったチープ感のある映像ですが、なにを隠そうこの映画の監督は庵野秀明。
そう、あの庵野監督の初の実写作品なのです。
すなわち今をときめく「シン・ゴジラ」の原型とも言えそうですが、この映画の題材は当時の社会問題であった女子高生(※JKではない)の援助交際。いわば日常系庵野作品であり、その頃の渋谷の空気感がものすごく出ています。
しかし不思議なカメラワークとかエヴァにも出てきそうなテロップとか確実に庵野監督の視点です。「シン・エヴァ」が待たれる今観ておきたい作品です。
お洒落上級者が集まる街として有名。高級住宅街にオープンカフェと大人の雰囲気が漂う街です。
お洒落な代官山の認知度を全国的に高めました。
同時にフジの月9×ラブコメディの金字塔であり、ただの感動でも憧れでもないおもしろさがあります。役名とか台詞の中に東京の街名を使った言葉遊びがあったりして観ていて楽しいです。
この頃はテレビが娯楽の王様であり、時代感を読んだ番組作りや社会に対する影響力とか月9が王道を走っていた時代の作品ですね。
玉の輿をゲットするために夜な夜な合コンを繰返すスチュワーデスという設定とか、最終回に映っている同時多発テロ前のニューヨーク世界貿易センタービルとか、なんというか幸せな時代だったなぁ。
流行の発信地原宿。そして並木道が美しい表参道は東京を代表する街並みがたくさんあります。
2002年の原宿が舞台ということで、裏原ブームの時代ですね。
アイドルの香取慎吾、ビジュアルバンドの松岡充、芸人の加藤浩次と異色の組み合わせの3人が主役でした。
主役の3人が歴代の原宿中学校(架空)の番長だったという設定で、その3人が仲良く一つの家に暮すというのは、都会のマイルドヤンキーがシェアハウスをしているということになりますね。
当時子役だった須賀健太くんがもう二十歳過ぎだということに時代の流れを感じます。
東京の街にそびえ立つ、まさに東京のシンボルツリーです。スカイツリーが出来てもその存在感は変わらずあります。
須賀健太くんつながりですね。
昭和30年の懐かしい東京を描いた作品です。とは言ってもあくまでも究極に理想化された昭和30年代をVFX技術によって造り出した世界であり、現実とはちょっと違うかもしれませんが。
描かれているのは東京タワーが建設中の港区界隈。今じゃ都心のど真ん中のこの地域も、当時はまだまだ町工場がある下町の雰囲気だったのです。
とにかくノスタルジーにあふれ、音楽は哀愁に漂い、脚本は涙を誘う物語です。
東京湾岸に埋め立てられた新しい街。観光都市のイメージが強く、レインボーブリッジの風景が印象的です。
舞台は、フジテレビが移転した先のお台場です。異色の刑事ドラマという触れ込み、警察の組織に焦点があたっています。
映画化の大ヒットによって15年近く続いた作品となりました。
それだけ続くとお台場の成長も合わせて見ることが出来るお台場クロニクルであり、最初のドラマの時は空き地ばかりで荒涼とした雰囲気のお台場は、やがて東京の観光エリアとして変貌を遂げましたね。
架空の存在だった「湾岸署」でしたが、現実においても2008年にこの地域に出来た新しい警察署に「東京湾岸署」の名称が付けられました。
電気街はアニメ・アイドル・メイドの街へと変わりました。外国人観光客も多い、日本文化を代表するような街です。
そもそもこの話の元ネタも2ch発というヲタ感満載の作品です。2006年前後の話なので、Youtubeやtwitterがやっと出来た頃の話です。当時はネット言えば、ユーチューバーじゃなくて2ちゃんねらーでした。
アングラ感の強かった秋葉原でしたが、この作品の前後から観光名所としての人気を高めました。電気街とかPCとか電子部品とかだった街並みは、やがて美少女ゲームとアイドルとメイドの街並みに。
当時の頃はヲタというと特殊なサブカルチャーとしての趣がありましたが、今やアニメもアイドルもすっかりとメインストリームな存在になりましたね。
江戸から続く下町の遊興地浅草。雷門とスカイツリーの対称的な風景が人気です。
こちらもクドカン脚本の作品です。
テーマは落語。舞台は江戸からの大衆芸能の聖地浅草。
「昼は噺家、夜はヤクザ」という男を長瀬智也が演じます。ということでIWGPからの流れっぽいけど、これはもっとおもしろいです。なんたって落語ですから。
宮藤官九郎のテンポ良い台詞は落語のリズムととても合います。落語をテーマにしたドラマの中でも一番おもしろいじゃないかなと思います。
東京は落語を聴ける演芸場もいろいろありますから、これをはじめに落語の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょう。
東京の東側。荒川や江戸川を中心とした風景が出てくる作品です。今も昔も人情味のある街ですね。
もはや日本の伝統芸能ですよね。48作もある寅さんシリーズです。
話はどれも決まっていて、全国を巡るテキ屋の寅さんが各地でマドンナと会う。そしてマドンナを連れて葛飾柴又に帰るんだけど、結局マドンナとは結ばれることは無い。この流れの中でいろんな人情味溢れる物語が生まれるのです。
葛飾区のイメージを作り上げたのは間違えなくこの寅さん(それとこち亀の両津勘吉)であり、葛飾区の功労者だと思います。
金八先生の舞台は足立区。ということでオープニングや登下校時には荒川の土手が風景として使われています。暮れなずむ町の光と影の中ですね。
シリーズごとにその世代ごとの中学校の雰囲気が出てくるのも魅力的です。
さらにジャニーズや若手女優の登竜門的な部分もあるので、今や大スターとなった芸能人もたくさん出演しています。
その年代ごとの教育問題がテーマなのですが、今と昔どっちが問題があったんですかねぇ。
一方の東京の西側。住宅街が中心で多摩の丘陵地帯も特徴的です。
ジブリ映画の中でも現実度が高い作品です。
舞台となっているのは京王線の聖蹟桜ヶ丘。実存する風景がたくさん使われているのでそれを巡るというファンが多くいました。もしかしたら聖地巡礼の元祖かもしれませんね。
多摩の丘陵地帯が描かれていて、丘の上から眺める空や山の形や街の俯瞰がとても美しいです。
さらに思春期の甘酸っぱい恋愛と、未来への希望、そして決心。そんな心を動かす物語の王道です。
ジブリの中では知名度が低い方だけど、ぜったいに観ておいた方が良い作品です。
こんな感じで今のところ16作品を挙げてみました。
とは言えこれらは膨大な作品のうちのほんの一例であり、挙げてみればどんどん出てきます。こんなのも東京が舞台でおすすめだよというのがあれば教えていただけると幸いです。
ドラマや映画を観ながら東京の街のことを考えるととても楽しいですよね。僕も見つけ次第どんどん追記していこうと思います。
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